「人生はスクリーン、あなたは監督!」と気づいたあなた。
見えない世界を意識し始めると、ドラマや映画、小説に対する見方まで変わってきますよね。
今までは、主人公の恋愛に胸を焦がし、事件にハラハラドキドキ、泣いたり笑ったりしていたのに、今では「あれ?これ、どうせ次はうまくいく流れだろうな」と先回りして期待してしまう…(笑)。
ドラマで悲劇が起きても、「この後、絶対いいこと起こるから!」と悟りを開いた仙人のように冷静でいられます。まるで台本が見えているかのように、物語を俯瞰してしまうのです。
その一方で、「この役者さん、どんなこと考えて泣いてるんだろう?」なんて、妙に制作の裏側が気になったり。そして、魂に響くセリフだけがピックアップされて、ダイレクトに心にズドンと届く。
もはや物語にどっぷり没頭することが難しくなり、なんだか監督席に座って「ふむふむ、なかなかいい演出だね」なんて腕組みしてしまう状態。つまり、あなたは「物語の中にいる観客」から、「すべてを見渡す観察者」へと変わってしまうのです。
これはつまり、「現実というドラマ」にも同じことが起きている証拠です。
目の前で起こる出来事にいちいち揺さぶられず、「この困難の後には何か素晴らしいことが起こるに違いない!」と宇宙の見事な采配に安心して身をまかせる余裕すら生まれます。
もはや人の目なんてどうでもよくなり、「自分の人生の物語をどう演出しようか?」というところに意識がシフトしていくのです。
それにしても、物語に没頭できない自分に「あぁ、私、成長しちゃったな…」とちょっぴり寂しさを感じたりもします。
ですが、それは「真実の世界」を見つけた証拠なのかもしれません。人生のスクリーンに振り回されず、舞台裏まで見通せるあなたは、もう立派な「人生の達人」です!
人生を「深刻なドラマ」として捉えるか、「かろやかなコメディ」として楽しむかは、自分次第。
ネガティブニュースを深刻ぶって語る人を見ても、「あぁ、この人、真面目に役に入り込んでるな~」と、まるで舞台上の俳優を観察するような感覚になります。
そうやって距離を置いて観察すると、巻き込まれることが少なくなります。
そうして、人生の重たい荷物を降ろして、かろやかに笑いながら歩いていくと、不思議と物事もうまく流れていくんです。「まあ、なんとかなるでしょ」と心の中でつぶやきつつ、あなたが演じている“人生の役”を楽しめばいいだけ。
誰かが真剣に怒っていても、「おっ、今日はそのキャラでいくんだね?」と軽く受け流せば、あなたの心はいつでも自由です。
まるで雲ひとつない青空のように、かろやかで広々とした世界が広がっていきます。
「人生は遊び場!」と思ってしまえば、毎日が笑うポイントやツッコミどころ満載の楽しい劇場のようになりますね。
どうせなら、あなた自身が一番楽しむ観客であり、監督であり、主役でありましょう!